Research & Destroy
序:ポンペイに抗する7人
ロマンチックなあどけなさ、鉄の冷笑主義、嘲笑、コミットメント。大学とそれが生み出す生が依存するのはこういった事柄である。それらは苦痛に耐え、世界の破局的終末をあと数年ばかり支えるわれわれの人的潜在能力をあてにしている。だが、その崩壊を早めればいいのではないか?大学は内側から腐りきっている。スタッフ、教師、学生の「人的資本」は、死者の町を防衛することないのと同様、大学を防衛することはない。
ロマンチックなあどけなさ、鉄の冷笑主義、嘲笑、コミットメント。こういった要求は引き渡されるべきではない。大学は、これらを道具として学ぶよう強制した。われわれは武器としてそれらを取り返す。大学は自身の再生産のためのもの言わぬ鈍重な道具としてわれわれを作り上げた。われわれ自身の生を作り出すために、大学は破壊されなければならない。可能性についてのロマンチックなあどけなさ。方法についての鉄の冷笑主義。大学のおかれた状況とその善良な意図についての屈辱的な嘘への嘲笑。完全なる変容へのコミットメント。それらは大学の、ではなくわれわれ自身の生についての事柄である。これは想像力の回帰の始まりである。われわれは再始動し、凍てついた歴史から、土に埋められた生命の炎のような帯状装飾からわれわれ自身を解放しなければならない。